京都人情捜査ファイル 1話 感想

家族が犯罪の犠牲になったという主人公・戸隠の
過去紹介を兼ねたようなストーリーでしたが
目の前で同じ経験をしている少年の気持ちが分かるからといって
犯人に刃物を突きつけているのを
自分で止める決意をするまで見守るというのは不自然すぎた。
しかも女性室長までもが。
少年が父の最期の言葉を思い出して
思いとどまるなんて他人には分からないのに。

タイトルからわかるように
少し人情かかっているかなとも思いますが
主演の高橋さんの存在が引き立っていると思います。

今回はリストラ部屋での葛藤から犯罪が起きると言う
時事問題を扱っているわりには重くなく見れたのは
出演者のコミカルな演技力からくるのではと思います。
最後は被害者の息子を立ち直らせて
悪の根源の社長を失脚させるところは
水戸黄門的な解決ですっきりしました。

退職願を出させるためにリストラ候補を集めイジメまがいのことを行うためだけの部署を設けるという困った会社。それが社長のアイデアというのだから、どっちにしてもこの会社長くないのでは。

京都が舞台で、人情もので、時代劇っぽい展開、必殺仕事人や水戸黄門を現代劇にしたようなドラマですね。スペシャルドラマで放送があってから気になっていました。第一話は、企業のリストラが描かれていました。やめさせたい社員を集めて、互いに評価をさせるディスカッションでリストラさせるというものでした。その中で食中毒に見せかけた毒殺があった事件の犯人を追い詰めてゆくのですが、ここからが時代劇っぽくって面白かったです。必殺わざはなかったですが、人情的な聞き取りで事件の真相を暴いてゆくスタイルは、大人向きのドラマですね。いい意味で、昭和の香りがして、落ち着いて見ることができました。

一回目よりも、ずっと見ていて、興味深かったですね。
戸隠が、亡くなった方の息子さんに
「犯人をみつけてやる」と言って
一見、けしかけたように見え
これでいいのかと思ったのですが
最後、息子さんが、自分で決断し
正しい道を見つけたことが、とてもよかったと思います。

清水さんが、潜入して、情報を聞き出した方法が、笑えましたね。
私でも、思わず、だまされてしまいそうと思ってしまいましたね。

あの後社長がどんなになったかも見せてくれたら
もっと爽快感が味わえたかなと思います。
高橋克典さんの、爆発的な炎ではなく
少々抑え目だが熱く燃え続ける刑事の演技もいいですね。

戸隠は過去に何かあるようで、今後それがどう描かれるか楽しみです。
警務部長の行動もグレーというかグレースレスレなところがよかったです。
昔放送されていた「ハングマン」のようなテイストも加わっています。

１話で完結しているので気楽にみられるのが好きです。
濱田龍臣さんがとても大きくなってびっくりしました。
1時間の内容なので、最初から犯人らしく人が
浮かび上がってしまうのが残念ではありますが、
ある程度の意外性もあり、なかなか難しいのかなと思います。
濱田くんが気持ちを切り替えたシーンが印象的ではありますが
そんなに簡単に気持ちを切り替えられるのかなぁと思ってしまいました。
どうしても気持ちが高ぶっている時に
私には無理だなと思ってしまいました。

戸隠が藤川の息子・駿に対して
「犯人を捜したら、どうする」と尋ねるというのは
どうかと思いました。

最後、犯人を捜した時、どうするかを駿に委ねたし。
委ねても大丈夫という見通しが本当にあったのだろうか。

駿役の濱田龍臣は、身体的にも成長されていて
今回は難しい役柄だったと思いますが
新しい一面が見られて良かったです。

最近、石丸謙二郎は刑事ドラマに出ると今回のような役が多い気が。

岩瀬の指示で吉崎室長以外のメンバーは、被害者を調べ始める。戸隠は「室長は、室長としてのサポートを」と言うけれども。被害者は人事部長に睨まれて、どういった支援を受けたいか話せない。どうしてだろうかから、手がかりを探し始める。清水が壁ドンをして、情報を入手したのは笑えた。シュレッダーを復元するなど支援室のメンバーは、とても優秀。それに比べると、加藤の取り調べは見込み違い。

冒頭、やたらと被害者支援室の趣旨説明が多いなあと感じた。
支援室のメンバーは、最初、啓発の資料づくりをしていたし。

観ました。
世に言うブラック企業
このような会社が世の中に一体どれくらいあるのでしょうか。
こんな経営者がいる会社には
大切な子供たちを絶対就職させたくないですね。

追い出し部屋では、追い出す側も追い出される側も
人間らしくなんていられないでしょう
社長は直接犯行に関与していなかったが
まさに社長の思惑の通りの展開になったわけですね
社員どうしが勝手に争いでチャンチャンだが
社長にも責任を取らせてほしかった。