さよなら私 最終回ドラマの感想
目を覚ますと、友美(永作博美)と薫(石田ゆり子)の心と体は元に戻っていた。何よりも健人(髙橋來)の母親に戻れた喜びをかみしめる友美。一方、心のどこかで安堵しつつも、友美が死にゆくことが耐えられない薫。その頃、光雄(尾美としのり)は洋介(藤木直人)から春子(佐藤仁美)の妊娠を聞かされ衝撃を受ける。星野家では、大家族での生活が穏やかに続いていく。友美は、二人が入れ替ったことの意味を考えていた。
引用:http://www.nhk.or.jp/drama10/sayonara/
前回の話で二人は元通りに中身が戻ったわけですが、複雑な心境であったと感じました。私も幼い子供がいるので、友美の気持ちはよーく分かるので、悲しすぎました。いくら心強い親友が面倒を見てくれるとは言え、愛する家族と別れるのは辛いです。あとは、現実ではあり得ないであろう複数の家族の同居が成り立っていて、考えさせられました。
友美と薫がキスをしたことにより、翌朝目覚めると元の体に戻っていた。元に戻って喜ぶ友美だが、同時に命がつきるのが怖くなる友美。愛する息子を早く抱きしめたいけど怖くて泣いてしまう友美を抱きしめてあげる薫。励まして息子のもとに送り出した後に泣いてしまう薫に、遅く起きてきた春子が気付いて今度は春子が薫を抱きしめてあげる。3人のそんな様子に友達っていいなと思った。みんなでの共同生活も家事分担でいいし、子供たちも楽しそうだし、将来自分も老後はいいかもと思った。
体がまた入れ替わり元に戻った二人。友美はどんどん体が悪くなり、最期は自宅で看取られたようだった。話すのも困難になりながらも息子を呼び寄せて話して聞かせる様子には涙が出てしまった。そんな時も息子は友美の髪の毛をいじっていて可愛かった。この後薫が母親代わりになるけど、薫は髪の毛が短いから伸ばすのかなあと思ってしまった。
友美の寿命が長くないために、友美の希望で共同生活をおくることになった。友美の旦那にしたら、気まずくないのかと不思議に思うのだが全然大丈夫そう。むしろ楽しそうだった。なんせ友美かわ亡くなった後も共同生活を続けようとしているのだから。結局春子の旦那は浮気相手と別れたようなので、春子家族は出て行くことになりそうだが、別れてなかったらまだ一緒に住んでたかと思うと不思議な関係だ。それにしても藤木だけ痛い目に遭ってないのが腹ただしい。
とうとうドラマが終わってしまった。最初ドロドロしたドラマかと思ったけど、友情関係を描いたドラマだった。ドラマ中に何度が出てくる体が入れ替わった階段で、高校時代の彼女達が話している場面などは、自分も学生時代にいつまでも友達と話していたことを思い出した。ああいう青春時代を共にした友達はやはり貴重だなと思う。毎日長い時間を共にすることにより、お互いを深く知り合えるので、大人になってから同じような友人を得ようとすると難しいから。
さよなら私は、石田ゆり子のファッションを見るのも楽しみのひとつだった。今回友美と、春子のお腹の赤ちゃんの検診に付き添ってた時のグレーの羽織にパンツ姿も素敵だった。ただあれは車通勤でないと風を通して寒いのだよなあと、自転車通勤の私には無理なのだが。久しぶりの出勤場面での赤のタータンチェックのストールを巻いた姿も素敵だった。赤はなかなかチャレンジ出来ないけど、ストールなら出来るかもと思い、真似してみようかと思ってる。
とうとう最終回でした。入れ替わった薫と友美、どうなるの?って思ってたけど、先週、二人がまた入れ替わって元通りになりました。
て、ことは、友美しんじゃうじゃ~ん、。
浮気されてた上に死んじゃうなんて、最悪。お願い死なないで治って!と思ったけど、やっぱりダメでした。子供とお別れするシーン、お母さんは薫の中にいるんだよって。あ~、そうか、だから入れ替わったんだ。と納得。
でも、悲しすぎて、涙涙で見てられませんでした。
友美ちゃん死んじゃったー!
あんな小さな子供を残して死んじゃうなんて、たまらない。
だから浮気なんか、もうどうでもよくって、
薫と入れ替わった意味があったんだ~と思いました。
小さい手を握り締めてお別れするシーン。
号泣でした。
でも、一人っ子の子供が春子の兄弟たちと
仲良く遊んでいるシーンがホッとさせてくれました。
春子の旦那と冬子がどうなるか注目でした。
この二人の不倫、なんだか、フランス映画っぽくて大好きでした。
この二人を主人公にしたスピンオフを作って欲しいくらい!
最後、春子に子供ができてて、
旦那は冬子にやられて、骨折して、春子のもとに帰ってきた。
あの骨折してるすがたすごいシュールでした!
冬子の屈折した心も、ドラマに深みをあたえてて、面白かった!
私にも、けんと君と同じ位の息子がいます。
現実には、けんと君の様に聞き分けの良い子じゃなく、イライラすることばかりやってくれてます。
他にも、日々仕事の事や人間関係の事、お金のことなどで悩みイライラする日々。
でも、もし後少ししか生きられないと分かったら。
最愛の息子がもう抱きしめられなくなると分かったら・・
どれだけ私が恵まれた環境にいるのかを直視させられます。
健康に、愛する人達に囲まれて生きている。それが、一番の幸せなんだと再認識させてくれたドラマです。
入替た二人どうなるんだろう?って全然最後が想像つかないドラマだったけど、みんなが一緒に暮らすっていう結末だったんですね。もしも私が友美の立場だったら、薫を許せたかな~。でも、息子にとってはあれが良かったのかも。う~ん、と考えさせられるドラマでした。とにかく、子供を持つ母親としては体を大切にしなくてはと思ってしまいました。
このドラマ、俳優がみんなはまっててよかったです。
とくに3人の親友たちが、若い頃といまとすごく似ててよかった。
自分だったら、こんなに信頼できる女友達いるかな~?
って考えさせられました。
久しぶりに卒業アルバム引っ張り出して見てしまいました。
彼女たち、みんな女友達がいて良かったですね。
やっぱり、最後は男じゃなくて女だよね~!
全てにおいて、女性が主役のドラマでした。3人の友情もさることながら、友美と母親の関係も描かれていて、深かった。友美のお義母さん、りりぃさんがやっていて、昔「わたしは泣いています、ベッドの上で」って歌ってた人と同一人物と思えない演技を見せてくれました。最後の最後に元通りになっておかあさんに会いに行ったところが良かった!
ようやく自分に戻った友美が序盤の階段を降りる途中に泣きながら薫に心情を吐露するシーンや、友美の亡きあとに薫があのハンカチを繋ぎ合わせるシーンなど、二人がいかにお互いを大事に思い信頼し特別な存在と思っていたのかが最後の最後でより伝わってきて感涙しました。夫婦の絆よりも親友との絆の強さと大切さを感じた女性として共感できるところのとても多いドラマでした。ラストの締め方も二人の仲の良さが表れていて良かったと思います。
入れ替わりだけではなく不倫や病気などが次々と起こり、けれどそれを大人として自分らしく乗り越えていく登場人物たちにどんどん引き込まれ毎週楽しみに見ていました。最終話は後半の30分ほどから急に展開が早くなり、物語と月日が進むだけでそれぞれの心情の掘り下げがなく、ここまでがとても丁寧に進んでいただけにちょっと残念でした。不倫された側の友美だけが一人病でこの世を去り、残された人は心に傷は残れどそれなりに明るい生活を送っていくような終わりも悲しく感じました。
ドラマの題名の意味は、この結末からついたのかと思った。 トモミとカオルの心の入れ替わりが元に戻って本当に良かった。病状がみるみる悪化していくトモミだが、ガンという闘病に壮絶なイメージを持つ病気を最期まで綺麗な形で映像描写していたのがこのドラマの良さだったと思う。トモミが病床で、息子ケントやカオルと最後の語らいをするシーンでは涙があふれたが、トモミ亡き後も共同生活が続き、トモミの心が内に生き続けるカオルがケントの母となり、文字通り悲しくも幸せな結末に思えた。