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高梨臨のドラマ一覧
朝ドラの『花子とアン』です。それまでは高梨さんのことをあまり存じ上げませんでしたが、とても芝居の上手い女優さんだなと思いました。高梨さん演じる醍醐亜矢子は、主人公の村岡花子の親友として女学校で知り合って以来、いつも花子の近くにいた人物です。当初の醍醐さんは、お嬢様で周りとはちょっと感覚がずれているという芝居もとても自然に演じられていましたし、年を重ねていくと大人らしい醍醐さんとして存在感がありました。特に醍醐さんは衣装がとてもお洒落で、登場人物の中でも注目度が高かったと思います。
「侍戦隊シンケンジャー」は最近のヒーロー戦隊ものの中で一番のお気に入りです。侍という立場と戦隊ものがうまくマッチしていて、基本的にリーダー扱いの「赤」は他の仲間に「殿」と呼ばれておりました。仲間なのに家臣でもあるのです。設定が面白い。戦隊には女性もつきものですが、ピンク役の高梨臨さんはとてもかわいかったです。はずかしながらこのドラマで初めて彼女を認識したのですが、しっかりものでありながら、料理べたでそれに気が付いていないという設定で、それがぴったりはまっていて目を引きました。キレイでかわいい。それがうまく出ていました。戦隊の中では一番の演技力だったかもしれません。
高梨臨さんの傑作といえば、誰もが知る「花子とアン」でしょう。
「花子とアン」は翻訳家を目指す安東花子と
歌人を目指す葉山蓮子の友情と
2人を取り巻く家族の愛の物語です。
臨ちゃん演じる、醍醐亜矢子は社長令嬢で
花子の女学校の同学年で同室の友でした。
常に花子の味方で、花子の影響を受け
編集者として職業婦人として生きていくようになる・・・という役です。
後から入ってきた蓮子が花子と「腹心の友」と
呼び合うようになると、蓮子にやきもちを焼いて
イライラしたり、就職した「聡文堂」で
出会った栄治に恋心を抱いたりと
その年代の女の子らしい感情をストレートに表す
可愛い亜矢子は臨ちゃんにピッタリでした。
編集者として活躍しつつ
蓮子の人生を自分で書く決心をしたり
「王子と乞食」の単行本の資金集めに奔走したり・・・
亜矢子は回を重ねるごとに成長していきます。
吉太郎との恋も、一度は断られても、
「いつまでも待つ」と言えるまでに
たくましくなった亜矢子は素敵でした。
でもいつも花子の身近にいて
笑顔でいた亜矢子が
シンガポールから命からがら帰ってきた時の
悲愴な顔はとてもショックでした。
戦争の場面があった訳でもないのに
臨ちゃんの表情と背中だけで
その悲しみが伝わってきて胸がつまるようでした。
甲府に帰って農業を始める吉太郎を追いかけて、
「ここに置いてほしい」と吉平とふじの前で
吉太郎に告白するシーンは感動しました。
「あー、これでやっと皆幸せになれたなー」とほっとしたものです。
最後に花子から言われた
「2人の腹心の友」の言葉は
私の一番好きなシーンです。