Nのために 第8話 感想

高野は時効を迎える事件について、成瀬らを疑っているが、成瀬と再会し、三浦友和が演じることによって見守っている感じがする。安藤を演じる賀来賢人は、ＮＨＫの朝の連ドラの時のままの雰囲気を残して演じているように見える。余命宣告をされている希美が、安藤にプロポーズされても、将来のことを考えられない思いはよく伝わった。西崎は自ら奈央子の不倫相手だと希美に言っているが、まだ本当に不倫といっても良いものかどうかは分からず、また野口を殺害したかどうかも謎だ。

今クールで一番楽しみにしているドラマです。５日放送分は、成瀬君と杉下の距離が近づこうとするも、安藤がプロポーズをするかもときいてしまい、成瀬君の心が動く場面が印象的でした。また、奈央子さんと夫である野口さんとの距離や、今まで具体的に記されていなかったDVの描写も、見ていても助けてあげたいと思い、今後のストーリー展開がとても気になります。

直子さんがお店を抜け出して西崎さんに電話かけるシーン、すごく緊迫していてこっちまでめちゃめちゃドキドキした！西崎さんが作戦を決行していいのか迷っているタイミングで、しかも決行予定日の２４日に助けてほしいって言った時にはよしっ！！って思いました。でも電話かけているところを夫に見つかってしまって・・・帰宅してからどうなるのか心配で仕方ありません。

希ちゃん、安藤のプロポーズきっとすごく嬉しいに違いないのに弱っていくところをみられたくないからなんて・・・元気な姿を覚えていて欲しいって、泣けました。安藤のために、の選択ですよね。最後の事件の日の回想シーンでは、燭台を手にした直子さんが映りましたね！少しずつわかってきて、毎回ドキドキしながら見ています。

Ｎ作戦Ⅱが実行される計画が立てられつつあるが、そんな時でも奈央子は貴弘に愛という名の鞭を打たれていると考えると早く西崎が救ってほしいと思っていました。外で食事をすることになった２人が、途中奈央子が離席し公衆電話で西崎に電話をかけている時はドキドキしました。貴弘が勘づいて追って来た時は、やはりか！と視聴者側の心臓の鼓動は最高潮でした。西崎の過去の境遇と奈央子の今の境遇があまりにもリンクしていて、これはこの２人でないと心の葛藤は分からないのではと感じました。

Ｎのためには見るたびに面白くなっていきます。特に今回は原作ではあまり重要視されていないさざなみ放火事件の犯人について、まさかなっちゃんが知っているとは思いませんでした。私はてっきり成瀬が放火したんじゃないかと考えていたのですが、もしかして別の人物なのか？と色々考えてしまい、来週の展開が気になって夜も寝れません。次回が楽しみです。ただ、毎回怪しい・怖いシーンになると「あーあー」と音が入るのはゾクッとします。本当に怖いです。

成瀬くんと杉下の関係が、なかなか発展しないことにずっとヤキモキしていましたが、成瀬くんが安藤の名前が『のぞみ』だから、女の子だと勘違いしていて、男の子だとわかってすごく動揺してたので、何かアクションを起こしてくれることを期待してしまいます。だんだん２４日当日のことが明らかになってきていますが、最後のシーンから野口さんを殺害したのは、奈緒子っぽかったですが、すると、奈緒子を殺害したのは一体誰なんだろうかと、余計謎が深まりました。

今週も徳井さんが怖かったです。奈央子と希美が２人で話しているときにいきなり背後から「何話してるの？」と言ってきたり、奈央子が電話ボックスで西崎に助けを求めてるときにガラス越しに写っていたりしてぞっとしました。事件に近づくにつれて、野口さんの嫉妬深さとかプライド高さを徳井さんは上手く演じているなと感じます。

奈央子さん救出のためのＮ作戦２に成瀬くんも参戦することになりました。西崎、安藤、成瀬のそれぞれの切ない恋愛がまさに純愛でそれだけでも十分見ごたえがありました。純愛こそまさに「Ｎ（自分以外の誰か）のために」という信念なのだろうと思います。希美はこのまま死ぬまで一人を通していくのか、さざなみの放火犯は誰だったのか、物語が佳境に入っていくなかでますます目が離せなくなってきました。

事件に核心に徐々に近づいてきてワクワクしました。
しかし、野口であるチュート徳井の虐待を受けている奈央子、つまり小西真奈美は本当涙が出そうなほどかわいそうです。もともと小動物っぽい女優さんなのにますます小さく弱い感じに映るので。言葉を失った夏恵さんこと原日出子が過去の事件の真相を知っていそうでそれの見えない部分も明らかにされるといいなーと思いながら見ていました。

望美と成瀬と安藤の関係が複雑になってきましたね。安藤は成瀬のこと気になってるし、成瀬の方も安藤が望美にプロポーズしようとしていることを聞いてしまって…成瀬も安藤も望美にすごく一途で真剣に思っていることが伝わってきます。時々、望美は安藤のこと好きなのかなって思うことがあります。でも病気のことは安藤に知られたくないみたいだし、罪の共有をしている成瀬の方が大切で信頼できるのかと思うし、見てるこっちも切なくなります。

今回も徳井さんが演じる野口がとにかく怖かったです。芸人さんですが演技が上手だなぁといつも見ています。希美を巡って2人の男性の気持ちが揺れ動いているのも見所だと思います。成瀬が「のぞみ」を女性だと勘違いしていた事に気付いてとても切ないような複雑な表情をしていたので、私まで切なくなってしまいました。次回さざなみに放火した犯人が明らかになるのが楽しみです。

今度のＮ作戦、奈央子救出作戦が具体的に見えてきましたね！
西崎さんの奈央子さんへの思いは恋愛だけじゃなく自分の過去を投影しているからこそ助けたいと強く思っているんでしょうね。そして、奈央子もまた西崎さんと出会ったことで自分の状況が異常だとわかって助けを求められたんでしょうね。電話ボックスのガラスに映る野口の顔。怖かった。
映像の見せ方がうまいなぁ。いつ見ても小説を読んでいるときの頭の中の映像がそのまま出てきたよう。あぁドキドキする。

今週のラストで奈央子が燭台を手にしていて意外な展開に驚きました。原作を読んでいないのでドラマが毎週楽しみです。でも奈央子が野口を殴ったのならば、奈央子を刺したのは誰なのか気になります。今期の中で１番面白いドラマだと思います。あと、なっちゃんが今なって火事の犯人を知っていたと告白するなんて。喋れなくなってしまったこととやっぱり関係があるんですよね。主人公以外のキャストや話の絡ませ方が本当に上手なドラマです。早く続きが見たいです。

最初は西崎の奈央子を助けたいというN作戦２に乗り気じゃなかった成瀬くんでしたが、「大事な人を守りたい気持ちはわかる」というメールを望美に送ってきて作戦に協力することになります。成瀬くんの大切な人は、もちろん望美ですが、安藤が望美にプロポーズすることを知り、「全部勘違いだった」っていう成瀬くんが切なすぎました。昔から望美のことを思い続けている成瀬くんが好きです。２０１４年では、島で店をやろうとしているのでしょうか。望美も成瀬くんも幸せになって欲しいです。

今週は監禁されている奈央子が西崎に助けを求めて電話をするシーンがあります。西崎は奈央子のマンションまで行きますが、奈央子は野口に引っ張られてマンションに連れていかれます。セキュリティが厳重で西崎は何もすることができず、見ていて私ももどかしい気持ちになりました。西崎の過去も明らかになり、お母さんを見殺しにした過去がわかりました。事件で奈央子が死んでしまうというということがわかっているので、N作戦を見ていると複雑な気持ちになります。

毎回、引き込まれるドラマです。
現在の話から、過去の話に転換するので、私の親のように高齢の場合は一緒に見ていても混乱するようです。私的には、見やすくて好きなドラマです。ドラマを初回から見てますが、初めチュートリアルの徳井さんが出演していた時は少々ビックリしましたが、今では馴染んできて上手にさえ感じられます。のぞみや成瀬君たちの会話がとても自然で、上手な俳優さんたちだと思います。

放送回も進み、大分予想はついてきたものの、とうとう野崎氏の妻が燭台を手にしているシーンがありました。湊かなえ作品は好きで読んでいますが、この作品は未読です。まだ妻を殺害したのが誰なのか不明で、そして14年前の放火犯がわかる手前で今回の放送が終わってしまい、次回がとても気になります。杉下、成瀬の二人が、高校時代、大学時代、現在と、髪型やファッション、表情で描き分けられていて、見事だなと思います。

今回は10年後に杉下希美と西崎真人がのばら荘で再会した場面が印象に残りました。Nのためにの中で1番お互いを離解し合えているのは希美と西崎なのだと思います。西崎の言葉に杉下が涙を流すシーンはこちらまで胸が熱くなってしまいました。対照的に成瀬が電話をかけたまさにその瞬間に希美が倒れてしまった所で、やっぱりこの2人はいつまでもタイミングの合わない切ない2人なのだなと感じました。

ちょっとずつドラマの内容が動き始めた感じですね～事件の真相に向けて。今回は、西崎さんの提案による「N作戦Ⅱ」の実行に向けて、迫りくるクリスマスに作戦を実行しようと計画をもくろみます。最初は乗り気ではなかった成瀬くんですが、西崎さんの気持ちを汲み、作戦に協力することになりましたね。そして、個人的には希美と成瀬くん、安藤くんの三角関係、奈央子と夫、西崎さんの三角関係？略奪愛？の展開も気になるところですね～。希美の命の期限が迫るなか真実はどこにあるのでしょうか？