警視庁捜査一課9係 9話ドラマの感想
ミスリードありで、面白かったけれど、一番非常識で罪深いのは、命の恩人の恥ずかしい過去を週刊誌記者にペラペラ喋る女性だと思う。自己満足の為に、恩を仇で返したね。
被害者をスーツケースに詰めるまではわかるが自宅に戻す必然性がまったく感じられなかったのと、似顔絵デッサンをわざわざ残す理由も不明、だいいちシンナーで気絶させてスーツケースに詰めても胸部の圧迫による窒息死するとはかぎらないし、死亡時間がいつになるかわからない窒息死待ちだとアリバイ作りとしては不安定要素がありすぎだと思いませんか?と特命課、右京さんなら必ず違和感を訴えると思う。
実は新犯人は別にいて次週最終回への伏線だったら本当にすごい事なんだけど・・・。
ストーリーはなかなか良かったと思う。
9係のメンバーの個性もよく出ていた。
ただ1時間に収めるには少し詰め込みすぎかという感じがする。
画家の殺意に共鳴できない。
犯行現場と推理の部分をつなぐ話がもっと欲しい。
山梨の架空の湖でのロケを
もう少し事件解明に結びつけてほしかった。
要らない登場人物が多過ぎないか?
あいつもこいつも怪しい、という手法は
もう辞めてほしい。
派手な格闘シーンとかは毎回いらないが
理屈っぽい話があまり続くのはどうか。
予告を見て来週に期待している。
禍福は糾える縄の如し・・なのかな。
画家というのも人気商売だから噂は命取りなのだろう。
マルチ商法にからんで責められる立場になった
大島さんもそうだが、風聞を気にせず生きて
行くなんてそうそうできない。
アトリエと応接室をつなげていたら
油絵の具の臭いがすごく調度品も相手の人も大変な気がする。
如何にもタブロイドの記者というか
自己顕示欲の強い人で、殺された徳丸さんは
悪いがあまり同情できない生き方をしてきたようだ。
画家の女性が自殺しようとしていた女性を助けたことで
自分の過去が暴かれそうになり
そのせいで殺人を犯してしまったという
ストーリーが何とも皮肉な感じがして、
ちょっと気の毒にも思えました。
でも、最後に助けた女性が連行されていく車を見送る際に
「ありがとうございました」と大声で叫び
お辞儀をするところが少しだけ見ていて
救われたような気持ちになりました。
劇中に描かれた係長の似顔絵が
かなりイケメンに描かれていて
そのあとに「イタリア人のイケメンみたい」と
言われていたところに係長が入ってきて
「みんな、今日イタリアンにしようよ」というような
セリフが出てきた時にちょっと笑えました。
じゃんけんで負けた吹越さんが
山梨に行かされるシーンも面白かったです。
今週も9係のメンバーの
仲が良いんだか悪いんだかのやり取りが良かったですね。
相変わらずの青柳さんと矢沢さんは
一緒行動しなくても、さすがに息の合った
ナイスコンビネーションで、笑いました。
青柳さん、スーツケースにぴったりはまり過ぎです。
「そんなん絶対やらねーよ」と言うかと思ったら
結構気にいって入ってましたね。
でも今週は倫子ちゃんがいなかったのが残念。
浅輪君とのふんわりトークが見たかったです。
係長の料理も今週はお預けでした。
小宮山さんと村瀬さんの関係もいつも通り。
この2人の関係も見逃せません。
今週の山梨の湖のシーン、綺麗でした。
こんな優しいエピソードがあるのが、9係の良いところです。
いつもながら、加納係の洞察力には脱帽です。
絵画の心得が無ければ思いつかないことから謎を解きました。
浅輪刑事とのコンビもあ・うんの呼吸になってきて安心して見ています。
上層部の面々との絡みもおもしろいのですが
私としては浅輪クンと倫子ちゃんの行方が気になります。
漫画家の早苗ちゃんやシンガーの妙子さんも
時々出てくれるといいですね。
村瀬・小宮山刑事と青柳・矢沢刑事との
子供じみた手柄争いは、ほどほどにしてくれると
もっと楽しむことが出来ます。
毎度のことですが、最初に犯人ではないかと疑われた人物は犯人ではなかったです。
ここがパターン化されているので、ドキドキはしないです。(絶対犯人じゃないって思うので)主役なので当たり前だとは思いますが、係長の視点は皆と違って斬新で見逃さないなと。他の方たちがミュージシャンを疑っている中、一人違ったものに目を向ける。さすがです。もっと係長の活躍をみたいです。
今回も、幾重にも重なった人々の思いが
事件の背景にあって、見ごたえがありました。
操作する側の面々のやり取りや行動は相変わらずで、面白い。
ある時は、軽妙に捜査は進んでいくけれど
心ある彼らは、事件が進むにつれて
苦悩しながら犯人に迫っていく。その展開が魅力的です。
今回も犯行のきっかけが悪に対しての怒りや
悲しみからきているのが、非常に悲しい。
犯人を突き止めた彼らと同じような思いで
エンディングテーマを聞きました。
番組の冒頭で遺体が発見されるという、いつもの流れ。遺体発見後、次々に怪しい人物が登場。これもいつもの流れ。
しかし、やはり係長の鼻は利く。大鳥亘が犯人だと疑われるが、係長はさっさと違うところに見当をつけている。今回、係長が真っ先に睨んだのが楠佐和子(漢字が違ったらすみません)。この時点で、見ているこちらも「この人が犯人かな~?」と思い始めるが、話が進むにつれて「あ、やっぱり違うなか...」と思わせて、終盤。あー、やっぱり楠佐和子だ!と思ったら、まさかの共犯者。しかも実の弟だったとは...。クライマックスで、毎回ちょっと泣けるような展開になる。殺した側か、殺された側に、本人も知らないような良い話があったりする。が、今回はちょっと強引過ぎるかなと思った。でもまぁ、まさかの展開だったので、それなりにおもしろく見ることはできた。
9係の面白いところは、ストーリー展開はもちろん、9係の面々が皆個性的であること。また、それぞれのコンビでの掛け合いがまた面白い。特に、青柳・矢沢コンビ。二人揃って、どうにか村瀬をハメてやろうとする。村瀬がひとりで、大鳥亘が真犯人だと言い張る場面でも、9係のメンバー揃って、村瀬をさらっと無視。おもしろい。いちばん冷たいのは実は小宮山主任かなと思ったりもする。浅輪のネクタイがやっぱり輪っかになっているところとか、ずっと9係を見ていると、細かいところでクスッと笑える。浅輪は、大体ワイシャツを第2ボタンまで外してるけど、そんな刑事さんいるのかね~と、よく思う。
シーズン10に入ってから、警察内部に怪しい存在が目立ち始めた。今シーズンは、殺人事件以外にも警察内部での黒い部分が絡んでくるシーンが多い。今回の放送は、警視総監などが出てこなかったので、従来の『9係』っぽいなと思った。
あ、あと今回は珍しく倫子ちゃんが出てきませんでしたね。
今回の殺人もまた謎でした。
最初、ん?犯人誰だ、と思いましたが
途中から、だいたいだれが犯人の予想がつきだしました。
なぜ今、宮本真希なんだ?と思いましたが、内容に引き込まれあまり気にせず見ることが出来ました。
私は羽田さんが好きで、いつも羽田さん頑張れと思って見ています。
最後はやっぱり渡瀬さんがもっていくのねと思いました。
もっと羽田さんが活躍する回があって欲しかったと羽田さんファンの私は思いました。
冒頭、ホステスが気軽に声をかけ、徳丸の部屋に入ってくるのは、ビックリ。青柳は、矢沢とジャンケンに負け、山梨へ。嫌々行っている感じなのに、いつも通り、卒なく調べている。大鳥の隠し子には、律義に礼をする。倫太郎は、他のメンバーが注目していない早和子を「なんとなく気になる」と連発していた。村瀬は、徳丸の部屋の灰皿で銘柄が違うタバコを身につけ、そこから大鳥を導き出したことから、ずっと大鳥を疑っていたが、志保は本当にそうかと感じだった。早瀬川は、スーツケースに入る実験でちょうどよいサイズだった青柳を見つけ、満足げだった。
いやぁさすがだなと頷いてしまいました。
10年続く人気シリーズだけあって安定した面白さです。
青柳(吹越満さん)が検証のためにキャリーケースにすっぽりおさまるところ!
爆笑しました。体張ってますね。
それに加納(渡瀬恒彦さん)と浅輪(V6の井ノ原さん)の掛け合いはのほほんとしてて癒されます。
それから今回はなんといっても哀しい過去を持つ美人画家・楠早和子役の宮本真希さん!!
失礼ながら初めて見た女優さんだったのですが、声がまた魅力的でとっても素敵な雰囲気の方でした。
気になって調べてみると宝塚歌劇団ご出身だそうで、他の作品も見てみたいですね。
記者の殺害シーンはえっもう?というくらいかなりあっさりめな展開でした。(笑)
ただ美しい姉弟の哀しい過去がそれに反比例するように重く暗~い内容だったので満足です。
病気の母の治療費や弟の学費のために資産家に金で買われ、玩具のように扱われる美しい姉と
そのことを知ってしまい代理復讐してしまう弟
またそれを庇うため暴露しようとする記者を殺してしまう姉…哀しい負の連鎖…
ドロドロな話が好きなのでつい、この幼い頃に生き別れていた美しい姉と弟のあいだには
兄弟以上の関係があったのではないかと考えてしまったり…
1話完結という話の中で姉と弟の話をあれ以上掘り下げるのは無理なのはわかっていますが
もっともっと見たかった~!
もちろん人殺しは許されないことです
でも、純粋ゆえに愛ゆえに罪を犯して堕落してしまうというお話は良いですね。
そしてどこかに救いがあってほしいと思います。
弟役の青柳尊哉さんという方も初めて見ましたが身長が高くてかっこいい!
お芝居も素敵でした。
人間ドラマを重視した無駄のない練られた脚本と演出、役者陣の自然な演技、チームワークを感じさせるユーモアたっぷりのかけあい…
1時間飽きることがありませんでした。
次回がはやくも最終回ということですが楽しみです。
毎回思うのですが、9係って始めは全然協力とかしていないのにいつの間にか協力し合っているので不思議です。マスコミに追われているミュージシャンが自宅に居ることなんてありえないと思いますが、手がかりになるようなものを持っているのなら皆と共有したほうがいいはずなのに手柄のために隠すのはどうかと・・・。でも、なぜか憎めないのが青柳さんの不思議なところです。
今回の事件も悲しい動機でした。自分の姉を傷つけている人を許せない思いから、姉の相手である社長を殺しそれをネタに揺すられるなんて悲しいです。ただ姉を守りたかっただけなのに、人を殺してしまいそれがきっかけで姉まで殺人犯になってしまうなんて負のループが止まってくれなかったのですね。
来週、もう最終話なんですね。
今日もそうでしたが、小宮山主任が
村瀬さんの主張を、軽く無視するところが面白いです。
青柳さんと矢沢さんのやり取りや動作も、最高です。
どこがどうという訳でもないですが、クスっと笑えます。
「画家の女性は、絶対に犯人ではない」と思って
見ていたので、びっくりしました。
姉を苦しめていた男を、崖から突き落として殺した弟。
入水自殺をしようとした女性を助けたがために
その過去をつきとめた記者を殺してしまった姉。
ふたりとも可哀そうで、どこかでこの悲劇を
くい止めることができなかったのかと
悲しい気持ちに襲われました。
今回も加納係長の神がかり的な直感で
ていうか発見で捜査が解決するという典型的なパターンでした。
今回の発見は被害者自身を描いた絵でした。
美人画家と彼女の悲しい過去が事件の背景にありましたが
そもそも係長、なんで絵がそんなに気になったのか
いまいち分かりませんでした。
個人的には小宮山主任と村瀬さんのカラミや
青柳さんと矢沢さんのコント的な場面が
もう少しあると楽しかったのですが
今回も事件を粛々と解決するという真面目なストーリで残念でした。
よくあるトリックをちょっと捻っただけです。
最初は大鳥を犯人と思わせておいてやっぱり違いました。
ホテルに呼び出して殺すというのは
アリバイをつくるためのトリックなので
腐敗が進んで犯行時間が分からなくなる前に
発見させる必要がありますが
その工夫がなかったですね。
死体を置いていった時に鍵をかけ忘れるとか
書いた絵を残しておくとか
助けた女性に口止めしていないとか
ミスを犯さなければ犯人逮捕には
至らなかったかもしれませんね。
楽しみに観ています。
青柳さんと矢沢さんのコンビは
いつ見ても天才的なリズムで進んでいきます。
取調室の「かぶってますよ」は
毎回注意されている気がします。
スーツケースに入りながら話している青柳さんと
その話をまじめに聞いている
9係メンバーに噴出しそうになりました。
今回も村瀬さんのウザい感じが際立っていました。しょっぱから、事件現場のカーペットにつまづき、現状維持の原則を壊してしまうあたりが秀逸です。全体的に、芝居力が皆さん高く、仕掛けてくる小ネタのレベルが高い刑事ドラマです。さすが10年も続いているだけあって、皆さんの阿吽の呼吸がそうさせているのだと思いました。