警視庁捜査一課9係 8話ドラマの感想
ワーキングプアの問題を取り上げようとしたのでしょうが
全体的にまとまりのない話になってしまいました。
殺人事件が3件も起きているのに
結局はヤクザがお金のためにやりましたという安易な話です。
証拠の品を買ってきて偽装するという工作をしますが
あまり効果はなかったようです。
同じ人から買うと1つの事件を解決されるだけで
芋づる式に3件ともばれてしまいます。
事件は1件だけにして、ワーキングプアの
実態についてもう少し深く切り込んだ方が
面白くなるのではないかと思います。
面白かったです。久々複雑にいろんな人や関係が絡み合うって感じでした。3件の連続殺人、犯人は同じ人なんだろうな~と思っていたけど、そうじゃなかったんだ、って中盤に思ったけど、最後はまさかの展開でやくざなんかが出てくるとは思いませんでした。ただ、中盤以降、捜査がふりだしに戻った後の展開が急すぎて、どうやって犯人にたどり着いたかがわかりにくい気がしました。最後は感動的で、1時間という時間の枠内に収めるにはもったいないストーリーだと思います。
立て続けに事件が起きて、しかもごく近場?
少なくとも同じ管轄内。捜査しているうちに同じ場所・人へたどり着く。
3チームがそれぞれ捜査をしている様子が並列で映っている絵面(エヅラというのかわかりませんが・・・)はちょっと新鮮でした。
監察医役の原沙知絵さんが綺麗でかっこよくて良いスパイスになっているな、と思います。仕事内容はこんなことも?と思いますが。
途中で容疑者の人が関わっているであろうことは推測できましたが、実際にはまったく関わらなかったとは驚き。暴力団絡みだったのも驚きでした。
最終的にきちんと解決はしますが、切なかったです。
伏線を丁寧に拾うというよりは1時間の刑事ドラマであればこれくらいのスピード感が心地良いです。個人的に腰を据えて見るというよりはながら見のせいもあるかもしれませんが。
犯人に証拠品として持ち物を売るということは
殺人犯として逮捕されるか
逃亡し続けるしかないってことになるのか・・・
海外へ逃亡することは犯人の指示だったのか?
犯人は、コタニに罪を擦り付けたいわけだから
捕まってもらってはいけない訳で
コタニの行動をチェックしていてもおかしくはない筈で、
だとしたら取り止めた時点で
殺されていてもおかしくはなかったのでは。
いやー、複雑というか奥深いというか、難しい内容だった。
3件の殺人事件は単純なものだったが
コタニの様な存在が今回の主題だったんですか・・・
ドラマを1度見ただけでは
3つの殺人事件とコタニとのつながりなどが理解できず
3回見直してようやく理解できました。
結局、コタニは殺人は犯していないが、犯人に証拠品として持ち物を1000万で売り、罪を背負ったまま海外逃亡する筈だった・・・
どのような罪になるのだろうか、殺人犯?
今までと、ストーリーの展開は違ったので新鮮味がありました。
でも、それぞれの捜査展開が似ていたところと
終わり方については少し不満が残るところがありました。
また、犯人たちの動機はわかるけど
それぞれの内容については薄くなってしまっている気がします。
今回のような展開にする場合
2時間スペシャルくらいにした方が
このドラマの持ち味が活かせたような気がします。
今回の事件は3つの殺人事件を別々に追っていくと
一人の人物にたどりついた・・・というところから展開をみせました。
もう一つの事件だけではなく複数の事件をからませ解決していくので
展開を予想するのが大変です。
ストーリーの中で係長が地味ながら
(わざと目立たない?)
何気にまわりをリードするあたりが好きで
毎回みてますが、今回の締めは係長がきめたので満足です。
本当に無駄のない良いチームです。誰ひとり、スマートな刑事ではないけれど、優秀な刑事たち。今回のストーリーは作り物のドラマっぽさがいつもより強かったけれど、根底にある、現代の、経済弱者の若者像に心が痛かった。勝手な理屈で、簡単に殺人を犯す、お金に執着する愚かな犯人たちとの対比が「9係」らしい。「自分で考えろ。」青柳さんが浅尾君に言ったこのセリフは、見ているこちらに向けて言われた言葉でもあるように聞こえた。次回も期待しています。
刑事ドラマはよく見ておりますが
その中でも警視庁捜査一課9係は特に好きなドラマで
最初のシーズンから見ております。
このドラマの登場人物で一番好きなのは
渡瀬恒彦さんが演じる加納倫太郎になりますが
警視庁捜査一課を束ねるリーダーでありながら
全くリーダーらしくないと思うのです。
その理由として普段は部下に指示を与えることなく
心の赴くままに自由に行動しているからですが
要所では部下に対してさりげなく
事件解決のヒントを与えます。
また普段はクールでありながら
要所では人情派の刑事になり
犯人を説得して事件を解決に導きます。
このギャップが加納倫太郎の魅力であり
警視庁捜査一課9係を面白くしていると思うのです。
今回の放送でも普段はクールな加納倫太郎が
最後は人情派の刑事になり
国外に逃亡しようとする犯人を説得しますが
犯人役の蟹江一平さんが善と悪の間で
揺れ動く青年を好演しており、このシーンはとても感動しました。
ただ今回の放送の加納倫太郎は
最初から真面目に捜査に参加していたので
最初はもっと自由にクールに行動していた方が
人情派の刑事に変わった時のギャップが楽しめると思いました。
介護施設の不当な解雇から転落し
ホームレスとなった男性が3件の連続殺人事件に巻き込まれます。
この男性を早々に容疑者として特定し逮捕に至りますが
明らかなアリバイがあり、事件は振り出しに。
3件に共通する人間関係から事件は解決につながりますが
この男性は無関係ではなく意外な形で事件に加担していました。
追い詰められた人間が犯罪に巻き込まれてしまう
一例を無駄なく描ききった一編でした。
この男性を演じているのは蟹江敬三さんの息子さんなんですね。
お父さん同様、ちょっとクセのある存在感が魅力的です。
3つの事件を9係のメンバーそれぞれが捜査する。
3つの画面が同時並行で進んでいき
そして共通して痕跡が残っている小谷のところで9係は合流し
1つの画面に戻る。この見せ方が面白かった。
被害者について、矢沢は「リア充ばっかり」と
相変わらずオタク用語で共通点を指摘する。
コンビの青柳も「金があっても救われない」と彼らしい表現だった。
一旦、早瀬川の鑑定結果などから小谷がシロと判明。
9係のメンバーは、無実の人を疑ってしまったと思って
ちょっと反省している感じだった。
小谷を加害者に見せかける動機のある人は
無いかと視点で改めて見つめ直した。
でも倫太郎は、直接は殺人はしていないが
やはり事件に加担していると小谷を追及する。
疑いの目が小谷に集約したかと思えば
拡散、そしてまた集約という流れは、ひきつけられた。
今回は同時進行の場面を見せるという面白い手法でした。
キャラクターそれぞれが活躍し時系列を同時に
画面の中で見られるのはアニメのワンピースみたいでした。
でもせっかくの演出の割に結末がちょっと冴えなかった気がします。
何かもっと背後に大きな黒幕が現れるとか
もう一つどんでん返しがあるとか
刑事物を見慣れた視聴者としてはその先を期待してしまいました。
現実の事件、警察、というのは案外こんな感じで
事件のきっかけや犯罪の動機なんて
チッポケなものさ、と言いたかったのでしょうか。
いや私の考えでは、この手法でストーリーをせっかく描くなら
映画とかせめて2時間ドラマなんだろうな、と思いました。
このドラマの登場人物たちのキャラクターも
かなり定着してきましたので、映画化を期待します。
イノッチの本気アクションみたいですね。
3つの事件を糸のように撚り合わせる話だった。
交換殺人かな?と思ったがアリバイの偽証。
コインロッカーの無断使用は
実際に何度か見たことがあるのでなんとも言えない気分になった。
出国まで確認する人がいれば
海外逃亡という話になってそこで糸が切れたかもしれない。
しかし殺人の証拠品として使うとは言っても
1000万もくれるヤクザはいないと思う。
依頼者たちからいくらでもゆすれるという目算だったのだろうか。
元介護業の彼はどういう罪に問われるのだろう。
カットが並んだり入れ替わったりするときの音と音楽がやかましかったー!
あと、勝手な想像ですが「下足痕」とか「半グレ」って事情聴取とか聞き込みで使うのでしょうか?一般人に対して専門用語というか隠語使ってるところに違和感…いやでも警察モノってたくさんあるし、みんなそれくらい知ってて当然用語なんでしょうかね。なんて文句は言いつつ、矢沢さんが取った電話を浅輪さんが奪う件や、村瀬さんがものすごくしょんぼりして「シロでした…」と告げるシーンにはにやにやしてしまいました。欲を言うなら早瀬川先生もっと出して欲しかったー!!9係の早瀬川先生(と科捜研の風丘先生)はアクセントとして必要な人!!
多少の加点はありつつも、総合評価としてはあまり高くはなく…来週に期待です。
うーん…なんか今回はちょっと違ったかな。
大好きな9係の感想なのにマイナス発言ですみません。
1つの事件をみんなでこねくり回して、青柳さんと村瀬さんがぶつかって、主任が「あーもう!」って言って、勝手にマイペースで何かやってた係長が「これってさ…」といい始めてようやく解決に向かう…っていう、ある意味いつものパターンが好きなんです。
そういう意味で最初から別行動に入ってしまった今回は私的王道パターンから外れていたせいか、それとも単純にストーリーが私好みではなかったのか。
…あら、どちらにしても好みの問題でしょうか。
今回の事件はお金のために人を殺すという悲しい事件でした。
そんなにお金が大切なのでしょうか…。
現場の遺留品として残っていた痕跡になるものを売った人も
最終的に自分が殺すのではないけれど操作を混乱させて…。
人間の汚い部分が犯罪に繋がった事件でした。
今回の事件は3件の殺人事件でした。それぞれのペアで第一、第二、第三の事件を担当し操作をしているので前半は場面の切り替わりが多くてちょっと目を離すとどこの事件を調べているところなのかわからなくなりそうでした。それぞれの事件を追いかけていたはずなのに「つぐみの会」に向かう時にみんな集合していてタイミング良すぎだろって突っ込みたくなりました。
三谷は、死ぬ場所を探していて、死よりも「自分の持ち物を1000万円で売る方」を選んだわけです。
私も彼の立場だったら、同じ道を選んだかもしれないと、考えさせられました。
「君は弱いんじゃない、優しいだけなんだ」と倫太郎が言いました。
確かにそうかもしれません。でも、その優しさを貫ぬく強さがなかった・・・。
お金があっても無くても、間違ったことをしたら、破滅するのです。
人間は、少し間違えてしまったとしても、すぐにそこから引き返す勇気があれば、破滅の道を避けることができる筈です。
絶対に希望を捨てないことが、大切なのだと思いました。
毎週観てます。
9係の特徴として、後半の事件解決に向かう流れが
非常にスマートで、かつ、3つの事件の被害者や
アリバイの状況も似ていることに注目するなど
洞察力が鋭いなと思わせる展開でしたね。
9係のメンバーが揃うと
すごく仕事のできる人たちという印象を与える
ストーリーの進み方は演出だなという感じ。
今回のストーリーの序盤は、3件の事件が起こったため
同時に3件の流れを把握しないといけないため
視聴者にとって難しい展開に感じました。
しかし、その後事件の糸口が1つのポイントに集まり
さすが9係の演出、脚本だなと感じました。