相棒13 第6話 感想

なんか色々と酷かった回。
結果的に相手が殺人犯だったからといって、周囲と良関係を築こうと努力してた人を勝手な妄想で崖から落とした上に偽装工作した犯人を不起訴処分はさすがに無い。
唯一の見所といえば、右京さんが遺体を探しにバーベキュー現場に行った所で、軽快なジャンプを見せてくれたとこだけ。
今シーズンになってからひしひしと感じているネタ切れの気配が否めないのは確かで、今後もこのレベルで話が展開するならそろそろ視聴し続けるのも時間の無駄になってくるかも。

警察官僚や企業内犯罪を題材にする事が多い、最近の相棒では珍しい、ママ友をテーマにした一編。
相棒が共に独身で、子供も（おそらく）いない２人につき、ママ友の世界は異色にも思えるが、そこがこのドラマの上品さを感じる作りで、子供がいない視聴者に対しても偏見を抱かせない作りになっています。
キャンプ中に失踪した、女性の正体は一体何なのか？最後まで飽きさせない構成となっています。

今回はまさに、いかにも怪しい人が最初から出てきました(笑)
犯行理由や、周りのママ友が高価な品を急に手に入れている事が、なんでだろうと全然わかりませんでした。
途中からもしや…と思った事がひっくり返され、さらに本人は亡くなっておらず逃亡しているという展開にびっくりしました！
いつもはもっとドロドロ警察内部の話しや、組織的犯行の話しも多いので、たまにはこんな息抜きの話しを挟んでくれる所が長く見れて良いです！

今回はママ友ネタだったので、なんだか見ていて気持ちが重かったですね。
こういう回も必要なのかも知れませんが、私は前回みたいに警察内の不正や歪みを暴くみたいなストーリーの方が好きです。
それに、これだけ続編が続いたらしょうがないことなのかもしれませんけど、特命係が偶然事件に関わる率が高すぎて、ちょっと苦しい感じが否めませんね。

タイトルが「ママ友」となっていたので、どんな話しかなと興味ありました。
なんか、ママ友の付き合いって大変だなと感じました。
自分より格下と判断したら、集団で面倒な事を押しつけるなんて、正直そういう人達なら付き合わなきゃ良いのにと
思ってしまうけど、実際はそう簡単な事じゃないんだなと思いました。
翻訳家の失踪事件かと思ったら、いろんな勘違いで傷害事件が発生したり、領事件それに絡む殺人事件と、大きなで事件に発展していくのは面白かったです。

相棒は現代社会が抱える問題をテーマに取り上げることが多いですが、今回はまさに今、様々な問題が渦巻いている「ママ友」が取り上げられていました。子どものために親が無理をして作りあげる人間関係と、行きすぎた「子どものため」という思いが生み出してしまった事件。親である大人は子どものために何をして何を考えていくべきかを考えさせられる深い内容でした。事件については、相棒の真骨頂といってもよいくらいの展開で、「さすが、相棒！」という素晴らしい内容でした。

互いに誤解し合っての揉み合い。崖から転落まではなくても、ただの喧嘩程度なら実際にありそうです。相手の言っていることはよく確かめないと。
四人の主婦の中で重い役ができそうな女優は二人。一人がただの進行役なら犯人は残り一人と思ったその人を最後に杉下が指名したので安易な配役かと思いましたが、その後、もう一ひねりあったので、その女優さんで良かったのでしょう。
もってまわった謎解きの仕方で、途中で容疑者が誤解してショック死したらどうするんだと。まあドラマだからいいけど。

相棒でママ友の問題を取り上げるとはびっくりでした。でもたまに世情で話題のこともドラマに取り入れたりしてくれるのでそこは嬉しいです。
まさか殺されたと思っていた女の人が生きていて、しかも殺人犯だったことには驚きです。相棒の脚本には毎回新鮮な驚きがあるのですっかりドラマにはまってしまっています。長年放送されていても飽きることはない番組です。それにしても今回の放送でママ友怖い！と思ってしまいました。あと面倒だなとも。

今回は「ママ友」がテーマでした。
途中までは、最初に右京さんと甲斐くんに相談した雅代が犯人かなと思ったのですが、雅代が抱えるママ友関係でのありがちな悩みがリアルで、胸が少し痛みました。殺人未遂を犯したまどかの背景にある「養子縁組」という事実も重い現実であり、「子供を誰にも取られたくない」いう気持ちは真に迫っていました。ラストはまどかが不起訴となり、先の明るい結末にほっとしました。

今回の筋立てを初めて見たとしたら、犯人が複数でそれぞれの人生の苦悩を描き、加えて警察組織の各階層の思惑、後悔など心の動きをよく描き出していると思います。ただ、ずっと見ている者には「似たようなストーリーを観たような」という感じを持ちます。亀山巡査が昔世話になった先輩が取調べで不正をして・・というのもありましたし、小野田官房長官が出演していたころのストーリーも思い出されますし・・シリーズが長くなって息切れ気味なのでしょうか。好きなドラマなので頑張って下さい。

警察官僚や企業内犯罪をテーマにする事が多い『相棒』にしてはやや異色な、ママ友世界を舞台にした一編。
相棒の右京さん、亨くんが共に独身で、（おそらく）子供もいない事を考えると、かなり別世界な空気を感じさせるが、右京さんのマイペースさと鋭い洞察力が、ママ友内に侵入している犯罪を浮き彫りにしていきます。
キャンプ中に失踪した、翻訳家の女性の正体は何なのか、捜査一課の意外な活躍も含め、最後まで目が離せない展開となっています。

ママ友が最近できたばかりだったので、予告をみた時から楽しみだった。
とてもおもしろかった。
最近の相棒は、伏線が複雑系すぎて見るのが疲れていたが、今回はほどよいボリュームの伏線でおもしろかった。
ただ、犯人の目星がまったく今回はつかなかったため、もう少しヒントがあれば推理しながら楽しめたのになあと思います。

「ママ友」で殺人事件ってどんなの？と大変興味深く見ました。
子どもが絡まると、人間関係もより複雑になり・・・というところが共感できました。
キャバ嬢だった広子さん、床下に男性の遺体を隠していたというのは残念でしたが、
広子さん自体が実は死んでいなかったというところが、ストーリをさらに面白くさせているな、と思いました。
子どもがいると難しいですが、人付き合いもほどほどに・・・と思わずにはいられませんでした。

2つの勘違いで殺人が起きた悲しい話と思わせて生きていた、の展開。ママ友カーストの闇は深い。
ストーリーとは関係ないがママ友の中のメガネの人の声が山田花子にかなり似ていたのが妙に気になった。不正入学の献金手口が安い絵を高値で売る、というやり方。現実にもあるんだろうか。
元ホステスは崖から落ちても生きていたり、逃げて捕まるときに大暴れしたりとパワフル。引っ越しをせずに近所に取り入る頭の悪い選択をしたのに納得ができた。

今回は、思い込みから、人を殺しそうになってしまった事件です。
ドラマの内容よりも、気になったことがあります。
運良く、相手が死んでいなかったが、その後、ママ友の関係はどうなったんだろうと思いました。
ドラマ上は、4人の関係は、元通りのままになって終わっているが、
現実の場合は、事件を起こしたという時点で、関係が崩れているんじゃないかと感じました。

サブタイトルが「ママ友」だったので楽しい話ではないかなと思いながら観ました。犯人とその事件の背景はまったく予想しなかったことだったったので、そこはさすがという展開でした。しかし最後の、いじめられていたママと不起訴になったママと、他の二人が普通にお付き合いしていて、しかも「それがママ友ってものよ」といじめられていたママがつぶやくのはどうかと思います。子供がいるママからしてもいい気はしないし、子供が欲しいけどお付き合いはしたくないと思う人が増えないか心配です。