杉山真太郎 8話ドラマの感想
ある日、杉山(谷原章介)と永峰(要潤)は、ビジネスホテルで風俗嬢の綾瀬リナ(入来茉里)が殺害された事件の容疑者として早乙女耕介(忍成修吾)という男を自宅逮捕する。事件発生から一週間での犯人検挙ということで、速やかな事件解決に署長の鎌本(榎木孝明)や上司の岡崎(佐野史郎)はご満悦だったが、杉山は逮捕した際、耕介の態度に犯人が持ち合わせているはずの被害者への感情が全く見えてこず…。
引用:http://www.tbs.co.jp/keibuho2015/story/
杉山警部補の事件は親子の問題が取り上げられます。今回の事件は、母一人、息子一人の親子で、お父さんの存在がありません。お父さんの存在がないから子どもに問題があるとは言いません。でも、やはりどこか弱いところがあるのかもしれません。母親だけでは男の厳しさを伝えるのは本当に大変な事だと思います。でも、男は男の社会で生き抜いていかなくてはいけないため、どこかで厳しさを経験する必要があると思いました。優しい母だけでは男社会を教えるのは難しいけど、逃げを許してはいけない。そして母親も息子離れをしなければいけないと思いました。
脇役の方々が良い役割をしていて、特にホストの方の身の上話は今夏のストーリーの中でいいスパイスになっていたように思います。他の刑事ドラマのようにドキドキすることはありませんが、安心して見れるホームドラマ。
過保護な母親の息子を思う気持ちと、母親の縛りから抜け出したい息子の話。この二人の思いがそれぞれよく伝わってきたと思います。母親のまっすぐな思いが思いすぎでしょ、という感じですが、息子の思いと対比してたと思います。
谷原章介さん演じるソフトな性格の刑事役とても魅力的です。子煩悩パパとして3人の子どもたちと触れ合うシーンは、子役の皆さんの可愛さもあって見ていて和みますし、綺麗なおばあちゃま役の高橋恵子さんもこれまた、こんな風に年を重ねたいと思わせてくれる大好きな女優さんです。
あめくみちこさん演じる母親役が強烈で、思わず笑ってしまいました。また、睡眠薬入りの栄養ドリンクを飲んでしまい、ドラマ1話分ほとんど寝る演技に徹することになった、佐野史郎さんも傑作でした。
吉祥寺署刑事課への立てこもりをコメディー的な要素を入れて描いていましたが、全く罪のない女性が殺された事件が中心になっているので「笑い」の要素が無理な感じがしました。この連ドラのレギュラーの登場人物のやりとりのコメディー的な部分は好きなのですが、今回は深刻な事件と絡めてしまっていたので違和感がありました。窃盗犯とかだったら面白いコメディーになったと思うのですが。
私も過保護な母親です。今回の事件は、過保護な母親が関係する事件で、私自身があのようにならないか、娘があのようなことにならないか、少々心配になりました。人間は、ちょっとしたことで、愚かなスイッチが入ってしまうことがあるのだなぁとつくづく感じました。私も、過保護すぎないように、見守れることは、見守る、自分で乗り越えられるところは、乗り越えてもらうようにして、必要な愛情はちゃんとかけるように、母として、頑張ろうと思いました。
杉山警部が言っている通り、母親が先頭に立って罪を償ってほしいですね。所長の目の前に落ちた爆弾が不発でしたがもっと面白い演出がほしかったです。
母親の過剰な愛情のため、犯人はとても苦労したと思います。きっと、母親の愛情がトラウマになっていたため、からかってきた女性を殺害してしまったのでしょう。自分の子が一番と思う母親は多いと思いますがこの母親は特にひどいですね。愛情があることはとても素晴らしいことですが、子供はペットではなく一人の人間であることを忘れないで欲しかったです。
最後の杉山と母親との語りからすると、母親はあまり変わらないんだろうな、という印象を受けました。犯人の親子関係と対比して、杉山の家の環境が描かれていたのは良かったと思います。
過保護な母親に苦しんでいる犯人は多少同情すべきところもあるかな、とは思いました。ただ、母親と犯人の苦しみばかりに焦点を当てていたので、もう少し被害者のことをクローズアップして、犯人に反省を促すシーンがあってもよかったかな、と感じました。
立てこもり事件と言いつつ、課長がいびきをかいて寝ている姿やホストが犯人を説得する姿にアットホームさを感じられて良かったです。杉山家の子供達のシーンを楽しみにしているので、もう少し増やして欲しいと思いました。
今回逮捕された犯人役が訳ありな感じがしたので、実は犯人ではない事を予想して見ていました。結果、犯人だったので真相を早く知りたいと思いました。犯人の母親役と犯人が電話で会話する所は少し切ない気持ちになりました。
母親おかしかったなぁ。過保護にもほどがある。いつかまともな親と子に戻れるんだろうか?愛情が深すぎるのも違う方向だと大変だと思いました。子育ては難しいし大変ですね。来週も楽しみです。
杉山さんの刑事の仕事に関する真面目さを知らない母親が「息子は騙されている」とか言っているのがなんだか親バカ過ぎて呆れました。母親が自分の子どものことをなんでも分かっていると誤解してしまうことが多いので、こういう事件が現実の世界で起こってもおかしくない気がします。
連動している主人公の家庭のドラマがクサイ感じです。ただ、主人公の刑事の杉山真太郎(谷原章介)の濃すぎた化粧が自然な感じになってきたのは良い変化でしょう。
耕介が作った爆弾がちゃんと機能することを報告しに来る新垣に笑えた。耕介の母・マキも、息子の言葉に最後、唖然して滑稽。署長と課長は役に立たない。
警察に爆弾を持った人が立ちこもりをする話はよくあるのでなんだかありきたりだなぁと思ってしまいました。でも犯人がまさかの殺人で逮捕された人の母親というのは意外でした。
内容としては通常の刑事ドラマよりもやや推理等が劣っているのかなと素人考えをしてしまった。なんとなく、どこかほかのドラマで見たことがあるようなストーリー展開が理由にあると思う。谷原章介さんの初主演ということで期待が大きかっただけに少し残念に思う。ただ、子役がたくさん登場する中、本田望結さんの演技はやはり自然でいいなと感心してしまった。
今回の事件は母も子離れできない、子も親離れできてないことによって起こった事件。最近、こんな感じで事件が起こることが多いんだろうな。マザコンを笑われただけで人を殺してしまったり、爆弾作ってるのも異常だよ。その時点で心が病んでることに気がつかない親も変だけど。
マザコンの母親とその息子がステレオタイプすぎでイライラしました。
警察はもっと人の出入りが激しいはずで、犯人がたて籠もるにはもっと障害があるはず。つまり脚本に無理があります。また演出が音楽に頼りすぎです。
いつも杉山家を永峰が来るのに、村田が来るのは、ちょっと調子がくるう。真太郎は耕介が被害者への感情が無いことが気になり、話を聞きながら、母親の檻に気づき、事件解決の手がかりを得るのは、さすが。
海人が友達から借りた玩具を壊して、祖母の芳江は学校を休ませる。真太郎は「学校には行け」と言っていたのに。それなのに海人がお菓子を食べようとすると、「食べてはいけない」と言うのは変。