杉山真太郎 5話 感想

子役の本田望結はお姉さんらしくしっかりしていて、ますます表現力がまして来ましたね。これからも人情味あふれる刑事と悩みながらも頑張る父の役を見守りたいと思います。

ラストの居酒屋のシーンで、永峰さんが「首にナイフを当てた早見エリカを説得する時の言葉がかっこ悪かった」と言っていましたが、毎日を必死で頑張って生きている人への「毎日一生懸命生きるって、つらいよね」という言葉、相手を思いやるとても素敵な言葉だと思いました。

福田沙紀ちゃんを久しぶりに見た気がするけど、相変わらずかわいいですね。ママさん役ってあまり見たことなかったから新鮮でした。今回は要さん演じる永峰さんの淡い恋物語でしたが、なんだかちょっと気恥ずかしいというかなんというか。

谷原章介も子沢山になり、ちょっと前のプレイボーイ的な役柄とは一味違う感じがする。妻を亡くし、仕事を続けるか悩んでいたが、高橋恵子演ずる義母にも助けられ、刑事の仕事を心おきなくできるようになり、ほっとした。

アットホームでほのぼのな刑事ドラマというイメージがあったので、要潤が演じる永峰の恋愛が少し絡んだ話だったのが意外でした。永峰が逃走犯の女である早見エリカ（福田沙紀）とアクシデントにより接点を持ってしまい、私情を挟みつつ、捜査を進めるところにほっとなごみました。エリカを心配して家に行ってしまうあたり、本来の刑事ではありえない行為ですが、優しくて頼りがいのあるこんな刑事いたらいいなー！と思いました。来週の月曜日も「杉山真太郎」を見て、癒されたいです。

赤ん坊をとても大事にしている母親が、なんでどいうでもいい男を殺して自分も死のうと思うかな・・。
永峰を活躍させるためという作者の都合で作っちゃってるんじゃないかな。

画的な演出だとは思いますが、永峰さんが派手なウエア着用の上 通報されそうな距離で尾行してたのが超不自然！でもその甲斐あって暴走したベビーカーを止められたのかしら？今回は永峰さんの不器用ながらも真っ直ぐな人柄が「毎日一生懸命生きるってつらいよね」の一言に詰まっているように感じました。

杉山家は水面下で恩着せがましさを匂わせつつな義母の協力を得て概ね平和な模様。同じ食卓にジャーマンポテト・ポテサラ・フレンチフライ…杉山家はじゃがいもがお好きなんですね。

優秀な刑事なのに、なんとなくトボけた杉山の感じが、娘が永峰刑事を好きらしいと分かるところとか、張り込みをブチ壊しにする永峰の暴走とかへの反応にも出ていて、いつもどおりで良い感じでしたが、最後にやっぱり、ゲストの登場人物が理解できない行動を取るという、これもこのドラマのパターンでした。

今回はシングルマザーのお話でしたが、母親の強さを感じました。きっとこのドラマを見て、子供の大切さを教えてもらう人はたくさんいると思います。あと男選びの大切さも（笑）

刑事ドラマというと暴力性があるイメージがありましたが、このドラマは心が温まる話で気軽に見ることが出来ました。主人公の刑事の家庭環境も一般的な幸せな家族であり、特別なドラマという感じではなく庶民的な家族のお話に感じます。

香川が佐久間に忠告する姿は、格好良かった。美晴が永峰にハートマークの弁当を作ったり、永峰が家に来た時、「子どもの時間は終わったんだよ」と弟に言ったりするのが笑えた。早見が警察を訪れた時に、岡崎が子煩悩ぶりを見せたのは、意外だった。

これはドラマだからあまり重いイメージはありませんが男が犯罪者とか結構女性側が苦労させられることって意外に多いだろうし実は重い事案ですよね。

杉山家は奥さんが亡くなったけど、ほんわかしてていいですね。実際の父子家庭というのは大変なんだろうけど。

杉山さんの娘さんは、ながみねさんのこと好きみたいだし。最近の子供っておませさん。ながみねさんちょっと切ない感じでしたね。しかし、杉山さんほんと男前。今回は家族が平和でよかった！

やっぱり警察ってこわい雰囲気ありますよね。杉山さんみたいな優しい刑事さんもいるのかしら？容疑者にも同情？恋？ながみねさんどうなるんだろ？って思ってたけど犯人逮捕でセーフかな。

岡崎に香川が「張り込み、泊まり込みが女性にできるか。村田と一緒にできるか」と言われた時、村田が「間違いはありませんよ」と言ったのが面白かった。

今回はややベターな感じがしたこと、福田さんの演じるシングルマザーがお金を隠していたことなど、唐突な感じがしました。覚悟の上で夫に会うシーンなど、あそこで赤ちゃんの人形はいるのか？とも。良さと悪さが打ち消し合ってしまっている、もったいないところがあると感じました。

要さんファンなので、今回は幾分視聴にも気合が入りました。
『家族』対『家族』の物語と思っているので、今回はその点もぶれていないと感じました。永峰の不器用な優しさがよく出ていたと思います。

「本当に俺の子なのかよ」とか最低な言葉だと思います。実感がないとか自覚がないとか女性は産むときの苦しさを知っているからすぐに実感すると思いますが、男性がそうでないことはわかっています。でも、そんなこと言葉の意味が分かっていないとしても子供の前で言ってはいけないことです。ドラマではよく聴くセリフですが、女性目線から見ていていい気分にはならないセリフです。

やっぱり幸の薄い女性というのは守ってあげたい気持ちになるのでしょうか。最後杉山警部との話の中で「さくらこは？」と聞かれ、固まって「考えます」と言った後で、嘘ですって言ってましたけど、あれはどっちの意味で取ったら良いんでしょう。やっぱりそれなりに気が有ると思ったら良いのでしょうか。それともそんな気持ち無いって意識してないけど、本当は好きだったパターンでしょうか。そっちも気になります。

要さん純情な役どころだったんですね。演技力が高い俳優さんだと思います。

何気に今回ツボにはまったのは、署長役の榎木孝明さんが飲みに誘ってもらえなくてちょっとすねてるのがツンデレでかわいかった。

永峰さんが熱くなっちゃのは分かるけど、張り込み対象の人に警察だって名乗っちゃいかんだろ！杉山さんと同時に「あぁ～、言っちゃったよ…」と思った(笑)案の定、福田沙紀ちゃんのことちょっと好きになっちゃってたし。管巻いてるのもおもしろかった。

主人公の杉山真太郎以外の登場人物に彩りを添え、物語に膨らみを持たせようとしたのでしょうが、失敗だったと思います。また、署長のキャラクターが単純すぎて面白くありません。

刑事ものでは、監視対象者に必要以上に感情移入して回りのベテラン刑事にたしなめられる若手刑事がよく登場しますが、今回の杉山も全くそのセオリーどおりの展開でした。つまりは、予測できるストーリー展開で、普通ならチャンネルを変えてしまうところですが、杉山さんが好きなのでそのまま最後まで見ました。シナリオにもう少し力を入れてほしいものです。

このドラマは、刑事ものだけど、事件というより人の心がメインだから、とても話に引き込まれて1時間が短いなと思ってしまいます。

今回は、要潤さんがお話の中心でしたね。要潤さんが大好きだから嬉しかったです。やっぱり、ダメンズばっかり選んでしまう女の人っていますよね。ダメってわからないかなぁってドラマとわかってていても思ってしまいます。

ハテナがつく回でした。役者のせいというより、脚本のせいかと思いますが、永峰有の行動をもう少し抑えるべきだったと思います。密偵中に自身の正体が警察官であることを暴露するというのは、いくらなんでも不自然に思われました。

思わず涙しました。あとホワイトボードの字が可愛かった。

福田沙紀ちゃんは可愛いですね。幸薄い役は似合うのは気のせいですかね。。

今回は要潤の演じる永峰有の芝居が無理やりな感じで違和感がありましたね。