ドクターx 第9話 感想

騒がれているとおり、”米倉＆奈々緒”の美人対決が見ものでしたが、
モデルのプロ意識と、医者のプロ意識。病室でのプロ同士の言い合いは、
なぁなぁで政治をやってる人達に、是非聞いて欲しいでした。総長の、何を考えているか解らないところは、面白いのですが、北大路さんは他の役柄でも同じ様な役柄が多いので、みんな同じに見えてしまう。
ただ、”あなたの論文の術式で。大門先生を使って・・”と言われた富士川。やさしい口調で嫌味を言われる程、嫌なモノ。

奈々緒は、スーパーモデルとしてのプライドをうまく演技していた。名医紹介所の面々のところの子役まで、そのプライドが乗り移ったように見えた。外科副部長の加地秀樹は、大門を助手にし、最終的に大門に頼ろうとするのが見え見えだった。外科部長の海老名は、前回の手術の経験から大門を気に入り始めているように思えた。最後に天堂総長が国会議員・十勝と会って、政界への働きかけもしていることが分かった。大門の報酬の支払いが病院からではないという謎もそれに関連しているのだろう。

モデルさんと同じくらいスタイル抜群の主人公に惚れ惚れした。2回焼肉を食べに行ったにも関わらず、チケットの有効期限が切れてたり、人数指定があることに気づいていなかった未知子は結局お肉を食べ損なってしまってかわいそうだと思った。毎回あんなに高い報酬をもらっているのにも関わらず給料が安いのかな～。いつもお金持ってなさそうだし、あきらさんケチなのかなって思ってしまう。それにしても、あの高い報酬をどうやって支払っているのか？！天堂さんって怪しすぎます。

今回出演していた菜々緒のスタイルがとてもよくて、米倉涼子と並ぶと、お二人とも美しいなと思いました。スーパーモデル 九重 真耶の2週間で退院したいとう姿勢にプロ意識を感じました。対して大門 未知子の脊椎腫瘍を全摘出するという術式にもプロ意識を感じ、プロとプロの闘いだな、と感じました。今回のドクターxは本当に美しい女の戦いという感じで面白かったです。

今回はモデルの菜々緒と米倉涼子の絡みに興味を持って観ました。二人ともモデル出身。見応えあるし、菜々緒の存在感もなかなかなものだなと感心。ストーリーは今回は大門が控えめな感じだったので、ちょっと物足りない感はあったものの、画面にいつもより増して華があるような感じだったのでよかった。ただ、いまいち、加地先生が富士川の方に寝返ろうとしたのかそのあたりがよくわからなかった。

菜々緒って最近キャラを生かした役柄に挑戦していて好感度上がっているんじゃないかな。今回もイメージを裏切らない役所だったな。大道ミチコは失敗しない外科医。今回もやっぱり失敗しなかった。術式については観ている人はほとんどがわからないと思うけど、最終的患者を救いたい一心で突き進む様はあっぱれだけど、そろそろ謎解きがあってもいいんじゃないのかな。なぜ、彼女が失敗しないのか。ドクターXとは何か。それにしても、素晴らしい脇役達。それだけ観ている感じ。

医師にとっては患者は大勢いるけど、患者には医師が１人なんだっていうセリフ。なんか感動しちゃいました。確かにそうなんですよね。未知子は患者１人１人のことをしっかり覚えているっていうことだけど、他の医師ってなんか違うような気がする。そういえばああいう患者いたなっていう程度なんでしょうね。現実世界でもありえそうなお話だったと思います。

今回の患者は若いモデル。具体的な病名は思い出せないが、脊髄に癌が転移したらしい。
天堂と富士川は世界初の症例を作ろうと躍起になるが、加地と大門は患者の癌根治のために富士川らの構想とは違う術式を選択する。
いよいよ大詰めが近づいてきたとあって、天堂の企みや本性が徐々に見えてきた。今後は日本医療産業機構樹立のために血眼になる天堂と、一匹狼の大門との対立が先鋭化するだろう。逆らい続ける大門が、どういう結末に導かれるか、興味深い。

変わらないフレーズにも飽きないと思いつつ毎回観ています。が、何故か今回は少し間延びした感じと言うのでしょうか、いつもより展開に期待が薄れた印象がありました。もしかするとモデルさんを起用した事によって、やはり台詞のトーンや出演者とのやり取りに若干シラケた感じです。今回に関しては、いつもりハラハラした展開がありませんでした。

オープニングから超ミニスカートで、カッコよく登場した米倉さんのスタイルの良さに見惚れていると、同じコートを着た菜々緒さんも超ミニスカート姿で登場とは、大サービスなシーンから始まりましたね。マヤが大門に「モデルとしては年を取りすぎ」と言ったシーンは、ちょっとキツイ言葉ですね。聞いているこちら側も傷つきそうです。マヤは大門に敵意を持っていたようですが、それを相手にせず自分のペースを乱さない大門は、スタイルだけでなく考え方もカッコイイと思いました。

カジ先生が「致しません」と、大門の十八番を口にしたのでビックリしました。大門たちがホテルに焼き肉を食べに行くシーンがあったので、大門はいたずら書きで牛を描いていると思ったのですが、今回も助手をする事になった大門が、悔しくて「も～」と言ったので、牛を描く理由に気付き面白かったです。総長から肉料理の美味しい店へ招待された大門が、笑顔で総長の所へ戻り、食べ物で釣られたように見せかけた後で、「致しません」と、いつものセリフを言ったのがスッキリしました。

今回の放送を見てとても疑問に思った事が一つあります。癌を全て除去できるのに除去せずに手術を終了するという事が実際にあるのかという事です。現代の医学であれば手術を終えた後に投薬などで癌を消し去れるのでしょうか。医者同士の対立でこんな重要な事が決定されてしまうのは怖いなと思いました。大門先生はいつもながらに美脚が美しくて、赤いコートがとても良く似合っていました。

今回はわがままなモデルが入院し、手術を受ける話。特別室に入院したとはいえ、わがまますぎ、と思った。しかも専門外の加地先生を指名したのも恐ろしい・・・。加地先生はオペ中に術式の変更をしたことで、少しは目が覚めたかな、と思うけど、まだまだ権威や名誉を手に入れたい人だと思う。
そして、天堂総長、とてつもなくブラックな人で、自分の野望の為には手段を選ばない、という感じがした。

手術中術式を変更することを決め、米倉涼子演じる大門がいつもなら「どいて！私がやる！」と言うようなところを今回はそのまま主治医に続けさせたこと。また手術が終わってから廊下でその主治医をこっそり見ていること。
大門は手術をやりたいだけではなく、以前も一緒に働いたことのある今回の主治医である医師のことも、患者同様に大事に思っているように感じました。

せっかく行ったホテルなのに、クーポン券の期限が切れていたとは面白いですね。大門の手術料の支払いとして、いつも高額請求をしている晶さんが、ホテルの従業員にすがり、何とかしてくれるよう頼んでいたので笑ってしまいました。総長との別れ際で晶さんが渋い顔をしていたので、今回はスキップが無いのかと思いましたが、久しぶりに晶さんのスキップ姿が帰ってきましたね。番組の最後は、晶さんのスキップで終わるのが好きです。

カジ先生は、責任を取って退職する事になるのかとハラハラしましたが、
退職しなくてもよいみたいで安心しました。カジ先生がいなくなると寂しいです。大門達への高額な報酬の支払いは、病院以外の所から出ているとは驚きました。総長は企みがあって、そのために大門を利用して怪しげな感じはありましたが、お金の出どころまで秘密となると、ますますダークな雰囲気が漂ってきました。これからの放送が楽しみです。

今回も西と東に別れた医局の対立が面白かったです。勝村政信さん演じる加治先生が西側に寝返った事で、鈴木浩介さん演じる原先生がどちらにつこうか動揺しているシーンが多々見られました。結局加治先生は東側に残った訳ですが、遠藤憲一さん演じる海老名先生が毎回不憫に思えてなりません。あんなにストレスを溜め込んだら身体を悪くしそうで心配です。

テレビに出てきたばかりの頃は、脚の長さ以外はばっとしなかった菜々緒。
そんな菜々緒が世界的なモデル役で出ていた。スタイルが良いから、モデル役はぴったり。演技も上手くなっているような気がした。米倉涼子のスタイルの良さも負けていなかった。それにしても、背骨に癌があるのをあんな糸ノコみたいなので背骨を切り取っても人体ってまた歩けるようになるものなのか。凄いな。

最後あたりのシーンの大門が密かにモデル歩きをしたのが面白かったでした。ふらついてがに股みたいになったのが良かったでした。モデルの患者に対して、今回は歩けなくても来年再来年と歩けるからいいんじゃないのと言ったセリフはかっこよかったでした。手術はいつもどいて！と言って横入りするのに今回は、あなたしかいないと言ったのもかっこよくてよかったでした。

大門先生に払っている特別報酬が病院払いになっていない設定だったのには驚きました。いつも事務長みたいな人が覗いて、毎回、高い！高すぎる！と文句を言っていたので、てっきり病院払いなのかと思っていました。大門に払っている報酬が別口から出ていると天童が言っていましたが、どこから出ているのか気になりました。億を超えていると言っていたので、ポケットマネーでもなさそうですし、今後が気になります。