ゴーストライター 7話 感想

死のうとしたリサに対する息子の言葉で自分の取ろうとした行動に対する後悔の思いと息子に対する申し訳なさで泣きじゃくるリサの姿には中谷美紀の女優魂を感じました。そして、心から泣くことのできなくなった私はそんなリサをちょっぴり羨ましく思ったり。泣きじゃくるリサの声を病室の外で聞いてる神崎の姿も何だか印象的でした。

由樹が可哀想とか言うけれど、本当は誰よりも人の痛みが分かるリサと違い、神崎の言うように強かな女ですよね。リサがいつから家政婦さん雇ってたのかは分からないけれど、息子が小さい頃は誰にも頼れない環境の中で一人で頑張ってたのでは。由樹が自分をリサ以上に思うのは間違い。

遠野リサは酷い女になったと思っていましたが、火事の中で自ら死のうとするほど良心の痛みが・・。そして告白。道を見失ったリサを引き戻したのは息子だった。由樹はもう小説を書けないと言っていますが、もう１度小説を書くことでだけ立ち直れるんじゃないだろうか。ハッピーエンドで終わってほしいですが、なにか不穏な予告編です。

今更になってゴーストライターを使っていたことを発表するなら、もっと早くにしていたら良かったのに。由樹があそこまでなったのも全部リサの判断なのに最低な女です。たとえ編集長に言われたからといっても、自分の意志が強ければ反対できたはずなのに。由樹がかわいそう。ただ小説を書きたいってだけの人を利用して捨てることになって、あんな裏切りをしたかと思ったら本当の事を話して。意図が全く分かりません。

冒頭で、話の一部が出ますが、どこでどうなってあんな火事の中にいるんだろう・・・と気になって気になって。来週も目が離せません。

小田役の三浦翔平は、いつに無く編集長・神崎に対して怒っていた。しかし神崎は、「真実を伝えることが正義と思ったか」と言って黙らせる。自分の出世がかかっているので必死だ。そんな神崎に対して、リサは「辛かったで済ますな。人一人殺したようなものだ」と自らの罪悪を感じているようだった。しかし息子・大樹には、どの程度の自責の念なのか見破られている。由樹役の水川は、本当に心労で追いつめられている演技だった。そんな由樹に小田が「時間がかかってもいいから、小説をまた書いてください」というのは、慰めにはやはりならない。

遠野リサは裁判に勝ったけれどもいろんなものをなくした感じ。お母さんは自分を認めてくれないし、息子は離れて行ってしまいました。編集長も自分との関係を切ろうとしているようですし、もう小説も書けない。自分から積極的に死のうと思わないけれども火事に巻き込まれて死んだら楽かなと思っちゃいますよね。もう守る者もなくなって最後のゴーストライター発言になったんでしょう。

中谷美紀さん演じる遠野リサ。冷たい人間かと思わせる裏で、人間味もあったり。その演技のうまさに、ゾクゾクっとさせられたり、そういう面もあるのね、と安心させられたりします。

遠野先生も川原さんも中途半端にいい人で悪い人なので、どちらにも感情移入できない状態なので今後はどちらかが圧倒的な悪役になるような展開を期待したいです。ハッピーエンドなんて絶対に納得出来ないと思います。

最後の発表にはびっくりしました。

偶然りさと出会ってパニックを起こしてしまった由紀。でも二人がであったおかげでリサは、本当のことを言おうと決めたのではないかと思った。ゴーストライターを使っていた事を明かした、りさは立派だったと思う。

裁判でお互いを傷つけた後に、なぜテレビで真実を話す必要があるのでしょうか。始めにゴーストライターを使って小説を書いていたことを認めていれば、傷つく人を増やすことはなかった。息子や母親の行動など考えさせられる場面はあったかもしれませんが、簡単に路線変更をするべきでないと思う。支えてくれている人のことを考えれば、軽率な行動は出来ないと思いますが、遠野リサは自分勝手な人だと思いました。傷つくなら自分一人だけにして、周りを巻き込むようなことはしてほしくないですね。

遠野リサは、息子にも出て行かれて母親にも忘れられて自分がこの人の立場だったらちょっと辛いと思います。自分の世間体を気にしてしまうのも無理はないことだと思うし。それでも、きちんと事実を公表して悪いことは悪いと認めたのは今の世の中では考えられないけど正しい判断だと思いました。

なんだか今回の放送を見て、すっきりしました。ゴーストライターを使用していたことをきちんと認め、自分で公表したのはすごく偉いと思います。

展開が早いですね。言い換えればテンポが良い、ということかもしれませんが、話の展開に飽きないです。何年後かの出来事かと思いきや、ほんの数ヶ月以内の出来事だったり。

このドラマを見ていて、本当に才能がある若いユキはうらやましいと思っていたけど、遠野に見捨てられて不幸そうな存在感のユキを見てると、嘘でも高級外車に乗った金持ちな遠野の方が幸せなのか？と思ってしまいました。本当の幸せはそのどちらでもないんでしょうが。

「ユキがかわいそうすぎる！遠野リサ最低！」って思ってたけど、最後に遠野が本当のことを告白して見直しました。やはり自殺未遂後の息子の涙が効いたのでしょう。どんな女性も愛する人の涙には弱いのですね。

りさと由紀の裁判後、由紀は酷い仕打ちにあってしまい可愛そうだと思った。実家や婚約者にまで取材がおよんでしまって苦しかったと思う。

次回予告の血まみれのシーン一体何があったのか不安で一杯です。

ゴーストライターを使っていないことを証明するために裁判まで起こしておいたのにその後、本当はゴーストを使っていたことを告白するのはなぜなんでしょうね？まだ何か裏があるのでしょうか？火事で死にそこなって、息子からの言葉で我に帰れたのでしょうか？いまさら本当のことを告白されても大きく傷ついた心は癒えそうにないですよね。

あの状況で川原由樹が裁判に負けマスコミに叩かれるとなると世の中恐い。法律を舐めている神埼や出版社に鉄槌を下してほしかったと思っていましたが、作者が描きたかったのはそこでは無かったんですね。

裁判で負けてもっとドロドロした展開になっていくと思っていたのに、今回は遠野先生の後悔にスポットライトが当たっていて正直拍子抜けした感じです。

人生の怖さを感じられる回でした。脚光を浴びていたからこそ、ガラガラとそれが崩れ落ちた時はすごく怖いと思います。それなのに遠野先生は今回自分からゴーストライターのことを暴露しました。これって結構な勇気だと思うのです。今までやったことは本当に酷いと思うけど、遠野先生にも遠野先生のいろんな思いが合って胸が痛かったです。あのまま死んじゃうんじゃないかと思ったので生きていて良かったです。

遠野先生が川原さんがゴーストライターであったことを認めたシーンでは、結局のところ”本人たちにとっては”それが最良だろうな、とは思いつつも、遠野先生の言葉を信じていた人たちの心情などを思うと胸が痛みました。

主人公がそれまでの行い、誘惑、保身、全て含めて周囲に与えた影響や、周りの思惑、利害関係等によって、計らずともそうなってしまったことに対して受身であるだけではなく、自分で選んで行動することって、大切だなと思いました。

今回の話を見て思わず泣いてしまいました。ゴーストライターを作ったばかりに崩れていく人生は見ていて怖いものがありますね。

炎に包まれながら死を覚悟するシーンは涙があふれました。そして、最後に生放送で、作家が突然、真実を語ったのには驚きました。息子の言葉を聞いて、やっと本当のことを言う決心ができたのだろうと思いました。

裁判で負けたゴーストライターが嘘つき呼ばわりされて辛い思いをするのは想像がついたけど、裁判に勝った作家も罪悪感をひきずってこんなに辛い思いをすることになるとは、思いもしませんでした。

とうとうりさ先生真実をテレビで語ってしまいましたね。これからまた大変なことになっていきそうですね。最後には二人とも幸せになって欲しいなって思います。決して二人とも悪い人じゃないので。二人とも応援してます。

りさ先生も今回は火事で死んでしまうのかとハラハラしました。助かってよかった。息子もちゃんと心配してくれてよかった。編集長もりさ先生を捨てなくてよかった。

毎回、ゆきちゃんが不幸すぎます。

由樹が小説を書かないという選択をしたことはとても意外でしたが、それだけ辛いことだったのだと思います。そしてリサがこのタイミングで本当のことを話すとは想定外だったのでとても驚きました。おそらくリサの息子がリサの前で泣いた事によるんだろうなと感じました。毎回、彼は母親であるリサを愛しているんだなと感じていたので、きっとそれがリサにも伝わったのだという気がしています。

今回はゴーストライター騒動が一件落着してからのリサと由樹の姿を描いていましたが、それぞれがあの件がなければ・・・という状況であることが印象的でした。

遠野リサの記者会見がどれほど由樹を苦しめたのか･･･。あそこまで人を苦しめることをよく言えるなっと悪女ぶりを見せつけられた感じです。でも、そんなリサの姿をきっと息子は軽蔑していたのだと思います。出て行く時のリサを見る目がすごく冷たかったです。旅館でもリサ本人が言っていたので、もっと早くに気づいていたら親子関係もここまで悪くならなかったのではないかと思いました

東野りさの息子は1人でどう生活をしようとしてるんでしょうね。そこも最終回までにわかってくるんでしょうか。結局遠野りさが大好きで、小説とか芸術家になっていて欲しいです。炎の中遠野りさが覚悟を決めて座っていた時の顔がとてもカッコよかったです。

とうとう東野りさがゴーストライターを使って小説を発表をしていた事をテレビで発表してしまいましたね。これからどうなって行くんですかね。すごく楽しみ。

中谷美紀さん演じる主人公が、自分が一番楽になれる方法として真実を述べる、ということを選んだことに救いがあって良かったです。

ゴーストライターを認めたことで、周りはどう変わっていくんでしょうか。川原さんはこれで救われるんでしょうか。嘘から生まれたものが本当になる日が来るとは到底思えないので、このあとももっと苦しい展開が待っているかと思うと、見たいような見たくないようなです。

後半は波乱万丈の展開で、はらはらドキドキ忙しかったです。吹っ切れたんですね、遠野りさは。もう誰にも惑わされないで、身軽になって生きて欲しいです。

あまりにもさらっと裁判後の状態へと移行してしまっていたことが少し残念かなと思いましたが、登場人物1人1人に対し「余計追いつめてるな…」「え、この人ここでこうするの？」など様々なことを思いながら、時折「車で来たんじゃなかったっけ！？何処行くの！？」など軽いツッコミを入れながら見ていました。